Vol.201 小児科で

 幼い子供がいると小児科にお世話になることが多いですね。暮れの押し迫ったこの季節、小児科の待合い室は風邪の子供やお腹の調子のよくない子供でいっぱいです。
 5歳の息子は小児科へ自分の本を持って行きました。古田足日作「ロボット・カミイ」。全88ページ。子供たちが大好きなお話です。
 息子が自分で読むのではなく私が読んであげるのです。小児科の待合室は患者さんが次々とやってきて混んでいます。あっちこっちで泣いているお子さんや、ぐずりだす赤ちゃん。アニメがビデオで流され、とてもにぎやかです。息子の「読んで」の言葉を合図に読み始めました。子供たちやおかあさんたちの邪魔にならないようにゆっくりと。
 9ページ、21ページ、33ページと読みすすんでいきます。なかなか順番は回ってきそうにありません。寒い季節なのに子供たちがたくさんいるせいか熱気ムンムン。ちょっと疲れてきました。まだまだ呼ばれそうにありません。お話はだんだん面白くなって息子はお話の中に入り込んでいるようです。
 疲れてきた私は、はやく診察の順番がきてほしいんですけど。45ページ、60ページ、70ページ、「ロボット・カミィ」のお話はだんだんと佳境にむかいます。そして・・・、88ページを読み終えました。ホッとしました。息子は「また読んでね」と言って満足気な様子。そこで、やっと呼ばれました。診察です。
 あーー。あのなにやらすごい熱気の中での本読み。いつもは使わない筋肉を使ったみたいで、疲れたーー。母親って、アナウンサーの仕事よりたいへんな時があります。お母さんたち、がんばりましょう。まもなく新年。2008年も良い年でありますように。


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